﻿在庫管理システム刷新 要件定義書（続き）
研修用に作った架空の会社と架空の文書です。実在の会社、人物、案件とは関係ありません。
本書は、在庫管理システム刷新 要件定義書 第0.9版の8章と9章である。1章から7章は、要件定義書の本編にある。用語と番号は、本編のものを使う。
8 帳票要件
帳票は、店舗と本部の利用者が紙に印刷して使う場面を想定している。帳票は次の4件とする。帳票番号は、4章の機能番号と対応させる。帳票のレイアウトは基本設計で決める。
帳票番号 | 帳票名 | 内容 | 対応する機能
P-01 | 店舗別在庫一覧 | 店舗ごとの在庫数を、商品コードの順に出力する。毎朝7時に作成する。 | F-03
P-02 | 発注実績表 | 店舗と商品ごとの発注数量を、日別と月別に集計して出力する。 | F-14
P-03 | 棚卸差異表 | 棚卸のあと、理論在庫と数えた数の差を品目ごとに出力する。 | F-07
P-04 | 賞味期限一覧 | 賞味期限まで3日以内の商品を、売場で見やすい形で出力する。 | F-08


帳票はPDFで出力し、店舗のパソコンから印刷できるようにする。作成した帳票は、本システムに1年間保管する。
P-01の項目は、店舗コード、商品コード、商品名、在庫数、前日の販売数とする。帳票は、店舗の営業が始まる9時より前に、店舗のパソコンで開けるようにする。
9 運用と教育
9.1 運用
本番稼働後の運用は、発注者の情報システム部と受託者が分担して行う。分担は本編の7.2に従い、7.2にない作業は本節で定める。
(1) 夜間のバッチ処理が異常終了した場合は、できるだけ早く復旧する。
(2) 問い合わせ窓口を設け、店舗からの問い合わせに対応する。
(3) 商品マスタの登録と変更は、発注者の商品部が基幹システムで行う。
(4) ハンディ端末が故障した場合は、予備機と交換する。
(5) 受託者は、毎月の稼働状況と障害の件数を、翌月10日までに発注者の情報システム部へ報告する。
(6) 保守の作業で本システムを止める場合は、22時から翌朝6時までの間に行い、7日前までに発注者へ知らせる。
(7) 保守の範囲は、本システムの障害の調査と修正、問い合わせへの回答、月次の報告とする。ハンディ端末の修理は、保守の範囲に含めない。
9.2 教育
(1) 研修用の環境を用意し、本番稼働の1か月前から使えるようにする。
(2) 操作研修は、本番稼働の2週間前までに全48店舗で行う。研修は各店舗の売場責任者が受講する。
(3) 受託者は、操作の手引きを、店舗担当者向けと本部の利用者向けの2種類作る。
(4) 本部の利用者向けの操作研修は、本番稼働の1か月前に本部で1回行う。
9.3 移行リハーサル
本番稼働の前に、移行リハーサルを2回行う。1回目は2027年8月、2回目は2027年9月とする。リハーサルの結果は、発注者と受託者の定例会で確認する。
リハーサルでは、移行にかかった時間と、移行した件数と現行システムの件数の差を記録する。2回目のリハーサルで、移行が12時間以内に終わることを確かめる。
9.4 本番稼働の判定
本番稼働の可否は、2027年9月24日の判定会議で、発注者の情報システム部の佐藤部長が決める。判定には、受入試験の結果と、2回目の移行リハーサルの結果と、店舗の操作研修の受講状況を使う。
9.5 未決事項
本書の時点で決まっていない事項は、次の2件である。
(1) 帳票のレイアウト。基本設計の中で、発注者の店舗運営部と受託者が決める。
(2) 操作の手引きの配り方。紙で配るか画面で見せるかを、2027年6月までに発注者が決める。
